流行をしっかりと抑えておく
これからスタイリストとして働く場合に必要になってくる事としては、常にその時代の流行に敏感になっておく事や、これからの時代の流れに対してもある程度の予測をしながら、自分にしか出来ないスタイリングの方法を見つけていくようにするという事でしょう。
私が、一流のスタイリストとして働く人のインタビューの中から学んだ事としては、全ての人が非常に勉強熱心であるという事、そして常に新しい情報やイメージソースを求めて色々なニュースや雑誌を読んでいるという事です。
ブランドではなく組み合わせ方を知っておく
スタイリストを目指す人の中には、自分の好きな服のブランドのみに敏感になってしまう人がいると思うのですが、仕事としてコーディネートに携わる上では、好きというレベルではなく、知り尽くしているというレベルに到達する必要があるため、自分があまり興味のないブランドであっても、どのようなデザインコンセプトの下に活動をしているのかを調べるようにする、そしてセレクトショップを尋ねる中で、それぞれの場所がどのようなキーコンセプトの下に商品展開を行っているのかを把握し、自分のイメージソースにプラスをしていく事が必要になってくるのです。
常に自分ができるアピール法をし考えておく
服のコーディネートやデザインの勉強をしているとわかる事としては、新しいファッションが生み出されているイメージがあるにも関わらず、全ては過去の時代の焼き増しを行い、現代的な味付けをプラスしている物がほとんどであるという事から、スタイリングの方法としても、その時代が押し出しているイメージの年代を意識し、その年代にはどのようなスタイリングを提案していたのか、それをより現代的なスタイリングに置き換えていく場合にはどのような方法を選択する事がいいのかを考えた上で、日頃から莫大なファッションのアーカイブを確認していく事がいいでしょう。
華やかなイメージが強いスタイリストとしての職業ですが、ほんの一握りの限られた人のみが輝く事の出来る分野であるからこそ、常に自分が出来る最大限のアピール方法を考えていく事が、優れたスタイリストと呼ばれるには必要になってくる方法ではないでしょうか。