スタイリストに必要なスキルは

スタイリストとして仕事をする際に同じチームの中で働く必要が出てくる仕事、それがヘアメイクです。

ヘアメイクの仕事は多岐に渡っており、
演劇の舞台裏で働く、テレビの舞台裏で働く、
ファッションショーの舞台裏で働くなど幅広い選択肢があります。

実際にどのようなメイクやヘアにするのかを考えていく場合には、
それぞれのメディアのアートディレクターと打ち合わせをする事が必要になります。

それに加え、ファッションコーディネートを担当するスタイリストと共に働く中でイメージを作り上げていく事が必要になってくるのです。

しかし、ヘアメイクの仕事としては美容師と同じような仕事をするのではないかと考えている人も多いと思うのですが、この二つには仕事をする場所に大きな違いがあるのです。

まず、美容師として働く場合には、美容サロンに就職してから経験を積みます。

ある程度の修業期間が終了した場合には美容師としてそのサロンの表舞台に立ち、
自分の顧客を出来る限り多く獲得していく事でそのサロンの中に置ける自分の位置を高めていく事が出来るのです。

ヘアメイクは…

その一方でヘアメイク業界の中心となるのはファッションを中心とした仕事です。

どこかのサロンに属して仕事をするのではなく、
雑誌や広告、ファッションショー、アーティストのビデオクリップなどで働く事が中心になってきます。

その為、基本的にはメイクアップアーティストの下に弟子入りをし、その中で経験を積んでいく事になります。

ヘアメイク業界は美容師として働く場合よりも市場が大きくなっています。

その一方で、相手のクライエントが求めるアートディレクションに合わせたイメージを作り上げる事が出来る技術、なおかつ自分のテイストを上手く生かしたクリエイティブな創造性が必要になってきます。

そのため、フリーランスとして働く事が出来る人の数はほんの一握りになっています。

ですので、仕事をする上での安定性を考えた場合には美容師として働く場合が確実にポジションを得る事が出来るため安全な方法と言えます。

より自分の創造性を高めていく事が出来るような場所を持ちたいという場合や、
フォトグラファーやスタイリスト、
アートディレクターとのコラボレーションの中から美しい物を生み出していくという喜びを経験してみたい、
自分の名前でフリーとして活動していきたいという強い意志を持つ人にとっては、
ヘアメイク業界にチャレンジしてみる事がいいかもしれません。