ヘアメイクの仕事は…
ヘアメイクとは、顔にメイクをするだけではなく、
ヘアセットの部分まで合わせたスタイルを提案していく仕事になっており、
肩や背中といった服から露出をする部分までしっかりとしたメイクを施していく事が必要になってきます。
では、スタイリストとして働く場合には必ず同じチームの中で働く必要が出てくるヘアメイクですが、
ヘアメイク業界で働く人々はどのような仕事をしているのでしょうか。
ヘアメイク業界で働く人々の主な仕事としては、
雑誌やテレビ、舞台などでモデルや女優、タレントにメイクを施していくような仕事になります。
この仕事をする場合はスタイリストとして働く場合と同様に、
自分の好き嫌いによってメイクやヘアスタイルの方法を変えていくのではなく、
あくまでもクライアント側が求めるアートディレクションに合わせたヘアメイクを施していく必要があるのです。
基本的には裏方さんの仕事なのですが、たとえば、小椋ケンイチさん(おぐねー)のようなケースもあり、
表舞台で活躍するケースもあるでしょう。
おぐねーのブログ
http://ameblo.jp/ogune/
しかし、ヘアメイク業界がスタイリストと同様に難しいと言われています。
その理由としては、アートディレクションに合わせたコーディネートやメイク、ヘアスタイルを提案していくことがあります。
それと同時に、ありきたりな物を作る、相手側が求める最低限のレベルを提供するのではなく、
自分の想像力を生かしていく事が大切です。センスの良さを最大限に生かしていく事で、
アートディレクションの意図を組みながらも、
今まで見た事の無い、新たなビジュアルを作り上げていく事が重要になってくるのです。
特に、ファッション業界に置けるヘアメイクを担当する場合には、
毎シーズンごとにデザイナーが掲げているイメージコンセプトを正確に理解する能力が必要です。
なおかつ、それを消化していく事が出来るような、
莫大な量のアーカイブを自分の中に持ち合わせておく必須です。
求められる能力はたくさんです
そのため、ヘアメイク業界で働く場合には、ただ単純に美しい物を正確な技術の下に作り上げていくという職人的な技術にプラスをしていくなかで、その技術を自分しか作り上げる事の出来ないクリエーションの中に消化させていく事が出来るような能力が必要になってくるのです。
その一方で、ビューティービジネス業界でヘアメイクを担当する場合には一般の人々を対象としてメイクやヘアスタイルを決めていく事になります。
そのため、想像力に富んだスタイルを提案していくというよりも、お客様に満足してもらう事が出来る、
ナチュラルでありながらも美しい肌に見せる事が出来るようなメイクを提案していく事が大切になってきます。
そして、ビューティービジネス業界でヘアメイクを担当する場合には、
コスメブランドやサロンなどの企業に就職をする事がメインになってきます。
それゆえ、フリーとして名前を売っていくのではなく、
あくまでも会社のサラリーマンとして働くような方法になります。
ですので、これからヘアメイクの仕事に就く場合には自分がどのような方法でヘアメイクを行っていきたいのか、
そこから何を得ていきたいのかを考えながら仕事のスタイルを選択していくようにする事が大切になってくるのです。